2012年2月15日水曜日

British Progressive Black/Death "Akercocke"のアルバムとくしゅう(後編)

最近鼻づまりが結構ひどい ずびーズゥヴィイイイっとなる(ガテラル風)








バンドの人達も声の調子が悪いと風邪気味なんだろうなと何気に心配するのだッ








声は病的でも体が病的になってしまっては本末転倒であるw












さて前回で紹介した英国の変態紳士ブラックメタルバンドAkercockeのアルバムについて後半も書くぞ!!








そういえば彼等のHPとかマイスペとか貼ってないのでとりあえず




http://blastforsatan.proboards.com/index.cgi? (公式だと思われる交流掲示板)




http://www.myspace.com/akercocke (マイスペです、あまり使いたくないですがw)








なおこちらはかの有名なレーベルEaracheに所属しているという事で結成以前の話からバンドの理念について英語ですが事細かく書かれています。 Interview形式




http://earache.com/bands/akercocke/navigation/biography.html




上記によれば正装で活動する理由はCeltic Frostが初期にその様な出で立ちで演奏をしていたのに影響を受けたと言われています、もう一つは「メタルをやる人間が別に正装でも良いだろう、俺達はああいった典型的な格好でやりたいわけじゃないんだ。 偏見を無くしていきたい」という事です。




まあ今となればFleshgod Apocalypseも正装で暴れていますがね、ただAkercockeは毎回違う服装なのでわりとおしゃれ嗜好なようです。




Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone (2004) Earache Records


   
                                  1.Verdelet
                                  2.Seduced
                                       3.Shelter from the Sand
                                       4.Eyes of the Dawn
                                     5.Abbadonna, Dying in the Sun
                                       6.Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone
                                       7.Intractable
                                            8.Seraphs and Silence
                                            9.The Penance
                                           10.Lex Talionis


今までのエロジャケとは違いこちらは真っ黒で帽子の男が佇んでいる、英国らしくてオシャレ(?)

ここから前任ギターが抜けて赤毛モヒカンの新しいギタリスト(ex-The Berzerker等...)が加入し作風も結構変わることになる

まず一曲目は始まりが凄く印象的で疾走感もあるし古き良きデスメタルの勢いというのが感じられる、リフがなかなかかっこいい。 ボーカルの変幻自在さにも拍車をかけて歌唱までの流れがかなり自然になり、プログレさも増してきた。 今までのアルバム中では最高だと思います、名曲。

二曲目、ゴリゴリっとした引っかかりのあるリフから始まり、ドスを利かせた汚いVoが吐き出す(ゲストさんらしいです、詳しくはTed Maulと検索)。 疾走曲でありながら次々と急展開を広げて、ギターもテクニカルさを押し出してきた感じ。 ブラックなリフとボーカルが凶悪です、しかし全体の美麗さと癒しのトーンが凄く面白くなっている。ブラストビートもふんだんにぶちかましており爽快な曲

                    
三曲目は十分以上とかなり長い曲で、Akercockeを説明するには十分な要素がここに集結しているといっても過言ではないと言える展開が繰り広げられます! 最初の鐘の音のような段々迫ってくるギターの響きから、何かを召喚しそうな音のドラムと消えかかりそうな囁きそして鳥の様な叫びから一気に雪崩落ちる。 ブラストブラストブラスト・・・ ブラストなのに勢いが凄い! とそこからいきなりクリーンパートへ移り、リズムに乗りながら謳うVoも雰囲気を醸し出している。 途中で入る華麗なギターソロもなかなか上手く入れてます。新加入の人はかなりの腕前だ。 クリーンギターを何回か出し入れしながら進んでいく。 感情の起状が激しい。 そして怪しい笑い声と阿鼻叫喚が交じり合い混沌さは増していく・・・、リフの荒々しさも激しくなる。 とここから落ち着き、ベースが渋い感じの音を出しながらまた疾走していく。 キーボードのアクセントも良い 鐘の音と共に曲が終わるかと思いきや、ピアノが出てきてポップな感じが演出されていく。 ギターベースドラムと共にゆったりとした調になり、ヴォーカルもここではかなり謳っている。 しかしここからまた謎の電子音で展開され、後半からヘヴィーメタルらしい展開で終わりに向かう。 
この十分に色々詰め込んでいるにもかかわらずスッキリと聴けるのがすごいところ、とにかく終わりまで耳を離せない。

四曲目は怪しいKeyの音から始まり、ジリジリとした低音を利かせたリフから勢いを増していく。 デスメタルらしい展開
Voもひたすら獣のような篭った声を吐き出している、とにかく強烈。 2ビートとブラストを交えながら、テクニカルなギターを絡めていく。 そして、アルバム中では最速のブラストビートをここでかます。 かなり速いです タタタタタタタタタタ-っという具合
とそこからドラムが複雑なビートをかまし、Voも泣きそうな感じとドスの効いたがなりを使い分けている。 感情に任せた感じ
んで後半はひたすらツーバスとタッピングを披露して終わる、なんか不思議な曲。

五曲目の怪しいインストから十曲目までひたすらこんな感じで疾走したりひねくれたり落ち着いたと思いきや急に暴れたりという感じです

特筆すると最後のLex Talionisはスコットランド辺りの民族的なフォーク的曲、マンドリンがいい味を出している。
Voの詩人さがここで目立っている、今までの暴虐ぷりが何だったのかと思わされる一曲。 最後はジャララン!と後味が微妙に不思議に残る感じで締めくくりますw

これはこの年のというか、デス・ブラックにおける名盤に入ると思います。 最近はこればかり聴いている、なかなか中毒性高し。 これは薦めざるを得ない!

                           Verdelet

                                                                  
                                                                    Eyes of the Dawn

                                                                                      

その2につづく・・・

                          

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