2012年10月21日日曜日

Converge - All We Love We Leave Behind (2012)


「我々が愛したものは置いてきた」

アメリカはボストンのHardcore Punkバンド・Convergeの八枚目となるfull-length

ArtworkはJacob Bannon画伯による月を象徴とした意味深な絵、bookletにも美しい画が描かれている。

全部で十七曲という大掛かりな構成

前作よりもemotionalな仕上がり

特筆すべき曲を挙げると

まず一曲目のAimless Arrowは哀愁を帯びたリフとボーカルで始まりドラムはとにかくあばれまくる、どう聴いてもConvergeという感じ。後半の展開がなかなか渋い

三曲目のTender Abuseはおなじみの豪速ブラストと共に不協和音リフの重なりと混沌とした展開がとにかく良し、落としもカッコイイ。ギターがなかなか重いし後ろで鳴っているベースもゴリゴリしているので聴き応えがある。

十三曲目のOn My Shieldはやや遅めに階段を登るようなリフで入る、かなり重い。その後のドラムのドコドコから複雑奇怪なギターとブラストが絶妙である。Jacob氏の叫びもキレが良い

十六曲目のRunaway、これはアルバムの中でも特に自分でお気に入りの曲である、とにかくリフが素晴らしい。「To the parasites that have come and gone」の後に来るギターとベースがかなり渋い。ドラムもかなり暴れている

前作のAxe to Fallもなかなかの良作だったが今回のAll We Love We Leave Behindは名盤と言っても過言では無い程の作品であると感じる

四作目のJane Doeから作風が確立されたConvergeにしてはかなり聴きやすい方向性の作品なのでここから始めて聴くのもオススメ出来る


ちなみに今回自分が購入したのは上のような画集とCDが一緒になっているものとTシャツである、これはバンド公式のHPで手に入れる事が出来る。画集はとにかく美麗なJacob氏の絵が散りばめられているのでこれもオススメする

                                                        Aimless Arrow


Runaway


Epitaphがようつべでほとんどあげてるやんけー、最近は多いのかなそういうの。