2012年12月2日日曜日

Far East Brutalizm 2012の感想とか色々

2012年12月1日(土)

この日は新大久保EARTHDOMにて国産のBrutal Death Metal bandを観に行った

ただ国産というだけではなくて今はもう活動していないbandが復活して久々にliveを行ったのである




まさにこれがTokyo Death Festと言っても過言ではない程凄まじく素晴らしい企画そしてliveであったと言えます、DisconformityとWoundeepの復活はとても嬉しかった。Rest in Goreも観られるとは思いもしなかった。

Horrific Diseaseは最近知りこれが初ライヴという事で気になってはいたが激速Brutal Deathgrindという感じであっという間に体感、ちなみにドラマーはInfernal RevulsionのMasa氏でした。冗談じゃないくらい速い

あと久々にGoreventとInfernal Revulsionを観られて最高だった、Moshpitもなかなかの盛り上がりで今までのliveよりも凄く楽しめた気がします。


Horrific Disease

http://www.youtube.com/watch?v=oOTkV7LyzoA

Gorevent

http://www.youtube.com/watch?v=z6c61LMqYyw

Rest in Gore

http://www.youtube.com/watch?v=WulnN6g1q48

Disconformity

http://www.youtube.com/watch?v=52xTYS_-egs

Woundeep

http://www.youtube.com/watch?v=Va_jmZiGDBg

Infernal Revulsion

http://www.youtube.com/watch?v=fhqojVoQSg8

そして来年もこの企画が・・・?

でぃすこんのTwitterとか貼っていきます

https://twitter.com/disconformityjp

Facebook

http://www.facebook.com/disconformity






2012年10月21日日曜日

Converge - All We Love We Leave Behind (2012)


「我々が愛したものは置いてきた」

アメリカはボストンのHardcore Punkバンド・Convergeの八枚目となるfull-length

ArtworkはJacob Bannon画伯による月を象徴とした意味深な絵、bookletにも美しい画が描かれている。

全部で十七曲という大掛かりな構成

前作よりもemotionalな仕上がり

特筆すべき曲を挙げると

まず一曲目のAimless Arrowは哀愁を帯びたリフとボーカルで始まりドラムはとにかくあばれまくる、どう聴いてもConvergeという感じ。後半の展開がなかなか渋い

三曲目のTender Abuseはおなじみの豪速ブラストと共に不協和音リフの重なりと混沌とした展開がとにかく良し、落としもカッコイイ。ギターがなかなか重いし後ろで鳴っているベースもゴリゴリしているので聴き応えがある。

十三曲目のOn My Shieldはやや遅めに階段を登るようなリフで入る、かなり重い。その後のドラムのドコドコから複雑奇怪なギターとブラストが絶妙である。Jacob氏の叫びもキレが良い

十六曲目のRunaway、これはアルバムの中でも特に自分でお気に入りの曲である、とにかくリフが素晴らしい。「To the parasites that have come and gone」の後に来るギターとベースがかなり渋い。ドラムもかなり暴れている

前作のAxe to Fallもなかなかの良作だったが今回のAll We Love We Leave Behindは名盤と言っても過言では無い程の作品であると感じる

四作目のJane Doeから作風が確立されたConvergeにしてはかなり聴きやすい方向性の作品なのでここから始めて聴くのもオススメ出来る


ちなみに今回自分が購入したのは上のような画集とCDが一緒になっているものとTシャツである、これはバンド公式のHPで手に入れる事が出来る。画集はとにかく美麗なJacob氏の絵が散りばめられているのでこれもオススメする

                                                        Aimless Arrow


Runaway


Epitaphがようつべでほとんどあげてるやんけー、最近は多いのかなそういうの。




2012年9月28日金曜日

Death I Am - Nebula (2010)


久々のレビュー、今回は日本のDeath Metalバンド”Death I Am”の1st Nebulaを紹介する。


Death I Amは四人編成(このアルバムでは五人編成)の一筋縄ではいかないなかなか技巧なデスメタルであり、そしてVocalがJacobというアメリカ人である。

Job For A Cowboyのツアー時ではInfernal Revulsionと共にライヴをしているのをこの前観に行った、相変わらず凄い演奏力を見せつけてくれたのでとても良かったと感じる。


一曲目のEntheogenは重低音のリフ、スタタタタと冷徹なブラストビートそして妖しいベースのソロも織り交ぜながら突進していく。ボーカルも変幻自在、ギュウゥゥウウウとした凶悪な声が特徴である。

三曲目のSubatomic ShowerはPVにもなっており、凄く歯切れの良いリフと変拍子なドラムが面白いベースがなかなかカッコイイ。

五曲目のCross Chatter Paralysisはなかなかウネリの効いたノリの良いリフと手数の多いドラムが魅力的、個人的に名曲。

最後の十一曲目Answerはこれぞ終わりという感じな展開で幕を開ける、哀愁を浴びた高速なリフが結構泣かせる。


ボーカルが外国人なのもあり長く日本に居られないらしいのでライヴがなかなか観られないというので残念ではあるがこういうバンドは他に類を見ないのでオススメ


                                          Subatomic Shower



Entheogen


2012年8月14日火曜日

Mayu Miyasaki - "My Territory" (2011)


01.GOLD RUSH!!
02. RAILGUN
03.N.O.B.O.T
04.Fuel Dump
05.my territory

アニメやゲーム等でフリーでご活動をされている宮崎まゆという歌手さんが出しているMini Albumです、楽曲的にはポップ・ロックという感じでしょうかノリノリで聴きやすいです。

歌の方はとても可愛らしく、疾走する曲の勢いに乗せて明るい調子で展開していきます。

特筆する事なのかどうかわからないですが知っている人はアルバム名と曲名を見るとあのFPSゲームを思い浮かべると思います。

各曲名はWolfenstein:EnemyTerritoryという今でも人気が根強い(?)FPSゲームのマップや用語にちなんでいます

ついにでに宣伝というかゲームの紹介を
http://www.forest.impress.co.jp/lib/game/actsport/btlacttion/wolfensteine.html(DL出来る場所とか)
http://wikiwiki.jp/vipet/(いわゆるETVIPというEnemyTerritoryで遊んでいるコミュニティサイト、解説がなかなか詳しい)

FPSゲームを知らない人でも楽しめると思うCDなので買うのをオススメ

      『My Territory』のクロスフェードというやつです、全曲の視聴が出来ます


http://ameblo.jp/mayumayugechan/ ご本人のブログにて購入が可能




2012年7月21日土曜日

Defeated Sanity - Psalms of the Moribund (2007)

しばらくあれこれ忙しかったので放置気味のブログを更新することにしまーす

今回は独逸産の凶悪なBrutal Death Metal Defeated Sanityの2ndです

パっと聴いた感じはCannibal Corpse+Suffocation+Cryptopsyという感じ

それなりの人気があり通販HP等ではすぐに売り切れてしまったのだがつい最近Grindethic Recordにてボーナストラック付きで再販しています




一曲目からやたら低チューニングのリフのエゲツない刻みとドラムの疾走が絡みながら進んでいく、ベースもよく聴こえてCannibal CorpseのAlex Websterの如く弾き倒しています。ブラストビートも結構速い、グラヴィティもちょくちょく絡ませています。ドラムのオカズが凄く多いです。Vocalはひたすらギュルギュルと何を言っているのか解らないぐらい下水道声を披露

二曲目、ギターの気持ち悪いハーモニクスと高速低音リフそしてドラムの軽快さがうまい具合に絡んでいます。シンバルの使い方が絶妙。結構ウネリを効かせながら突進しています

三曲目は1stの曲の再録みたいです、ドラムの勢いが半端じゃない。リフは不穏なトレモロを多様しておりなかなか気持ち悪い。グラヴィティブラストが豊富です

四曲目、ズンズンとした気持ちの良い(?)重いリフで攻め、ベースソロもなかなか厳つい。ところどころでキメを入れてきます。肉片が飛んできそう

五曲目、グチョグチョとした激重リフと軽快なドラムがなかなか面白い、ベースもバキバキいっている。ブラストだけではなく2ビートやジャズのような要素も入れているので緩急がわかりやすく非常に聴き応えがあります。

なおbandcampでは新曲が視聴出来る模様
http://defeatedsanity.bandcamp.com/track/bonus-frenzy

                                                                 Stoned then Defiled


                                                                   Butchered Identity

                                         



2012年5月6日日曜日

Anaal Nathrakh - The Codex Necro (2005) Earache



英国の絶叫デスグラインドブラックメタル「アナール・ナスラク(蛇の吐息)」の1stです

正直このアルバムは一番ヤカマシイであろうと感じた(他の作品も大概だが・・・)、ボーカルの高音が洪水を創りだしておりそれに加えてブチブチとしたギターと電子ドラムの多用が正にカオスなノイズを生み出している。

4.Pandemonic Hyperblastは曲名通り魔王の如く暴走ブラストが炸裂!リフも速い速い、ボーカル叫びすぎて喉が弾けそうなくらいである。若干Industrialらしさもありなかなか飽きさせない

8.Human, All Too Fucking Human(人間的、あまりにもクソみたいに人間的)はアルバム中でもなかなか好きな曲、ブラックメタルでもありグラインドコアの様なノリも含まれていて緩急の使い分けが面白いです。ノイズもいい感じに使用されている。打ち込みでここまでやるのは凄い

他の作品ではMayhemのカバー曲も演ったり、ある曲ではAttilaさんも参加していたりとわりとその方面で交友が広くグラインド面ではNapalm Deathのシェーン(後に彼のレコードと契約)とも繋がりがある。

ギター・ベース・ドラム・その他をこなすIrrumatorはソロもやっているみたいだ

詠唱も華麗にこなす発狂ボーカルのV.I.T.R.I.O.LはオールドスクールデスのBenedictionでも活躍

Akercocke、Axis of Perdition、The Berzerkerが好きな人にはオススメかも。

あとこのバンドはやたらニーチェを引用してきます、ニーチェ・ブラックメタルと心の中では呼んでいる。

                                                            When Humanity is Cancer


音量に注意っ

2012年4月12日木曜日

ある映画の感想とかね(バレも含む)

さて学業も再開し色々忙しいのだが久々に更新するとしよう


普段私は深夜アニメを、ましてやその作品を映画館で劇場の大画面で観ることは人生においてほとんど無いと言っていいだろうと思う。


しかし先週その某有名戦争アニメ映画を観てきたのだった



上映場所は新宿にある悪名高いあの角川の劇場です、下の写真は収穫してきた特典とか色々。

応援画集は配布もgdgdなせいだった為に数がかなり少ないそうだ(上は無理な可能性が微レ存)

でかいリーネちゃんとハインリケ姫が見られたのは歓喜

フライトジャケットとか展示してたようです



以下ネタバレ



内容は申し分の無い出来、宮藤の淫獣ぶりは抑えられて全体的に真面目な映画だった。覚醒したりするところは感動モノ、あの一族何なの!!


新人の静夏ちゃんはとてもじゅうよんさいには見えなかった、もっさんとゲルトお姉ちゃんを合わせるとあんな感じか?とにかくバリバリの軍人娘であるのは確か(当然料理もダメ)


一番凄いと思ったのは芳佳が魔法もユニットも無しで車だけで塔型のネウロイを破壊する所、ダイハードの刑事かお前はw 501はランボーもいるし半端じゃない

そういえば冒頭で芳佳が危ないのを聞きつけた時のゲルト姉貴が面白かった、流石シスコン極まる。

もっさんは間違いなくイケメン、かなり男らしい展開に。

赤シャツならぬ赤ズボン隊も良かった、ルチアナかわいい。


しかしネウロイは何度観てもゾイドみたいだなー、特にデスザウラーやデススティンガー(主に帝国機)を思い起こさせるデザインである。 赤いのがそう感じさせるのだろうか


少し残念に思ったのは色々詰め込み過ぎて映画の尺としてはまとまりきれなかった所か、結構無理矢理な所もいくつか見受けられたように思える。でも映画としては最高であった


最近の好みであるカールスラントの貴族少佐が一瞬だけの登場が非常に悔しい(ハイデマリーは良かった、眼鏡最高!!)



※画像は公式の拾い物

Heinrike Prinzessin Zu Sayn Wittgenstein

          ハインリヒ・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン←元ネタの人物



Prinz, Prizessinは王子、王妃の意。ZuやSaynは貴族の証。

あと原語に従うならウィではなくヴィトゲンシュタインと呼ぶ(発音でカールスラント軍人に怒られるから)

名前も凄いです、プリン姫と呼ぶとすぐ怒って飯抜きにされちゃいます。

声は他の作品だとスーツ着てバイク乗ってテロリストにコキ使われるおかわり騎士王の人がやってます、まあ合ってると思う。

小説版はまだ未読だがもっとこの子の活躍が読めるらしいので即手に入れる事にする

どうやらハイデマリーと仲がいいらしい

元ネタの王子もかなりキテる人物である、貴族らしい傲慢さと誇りの高さでよろしいかと。

しかし独軍の制服はどれも逸品である、SS制服とか某有名ブランド店が関わっているだけありデザインも完璧(後にナチ支援の罪を問われて経営破綻に追い込まれた)。黒服イカス!

といっても自分はナチスの思想には同意しない、キリスト教が関わっているのもあるしね。


話が逸れたが、音楽も素晴らしいのでサントラも欲しい。

うーん、書くことがありすぎてこりゃいかん。 今月末に絶叫上映会というのがあるのでそれでもう一回堪能するとしよう

2012年3月28日水曜日

All Shall Perish - "Hate . Malice . Revenge"


1. Deconstruction
2. Laid to Rest
3. Our Own Grave
4. The Spreading Disease 
5. Sever The Memory
6. For Far to Long...
7. Never Ending War
8. Herding the Brainwashed

久々の音源レビューです

All Shall PerishはAmputated Vein Recordsと契約してこの記念すべき一作目をそこから出した。

2002年結成でカナダのDespised Iconとほぼ同じ時期から活躍(DIは既に解散)しているDeathcoreの代表的なバンドとされている。

音は全体的にカッチリとしていて低音もなかなか効いており、HardcoreなMosh breakdown部分もちょくちょく飛び出している。ギターとベースが上手いです、ソロもかっこいい!

ボーカルも高音の叫びと低音のガテラルを使い分けていてかなりゴツい

Deathcoreバンドは色々と大量発生していって個性がなかなか出ないマンネリな感じがあるんだがASPはその中でもHardcore punkとDeath Metalを上手いこと融合させて独自の作風を確立していると思いました。

ちなみに現在はVoとGt, Drが入れ替わっており音もかなりMelodicに変化している

Deathcoreとはなんじゃいなという人にはお薦めの一枚

Deconstruction







2012年3月21日水曜日

九州旅行、その他。

今月の12日から本日にかけて入院中である祖父の見舞いという事で長崎の大村市まで行ってまいりました

彼の体調は今安定しているようです

久々に顔を見られて良かった



気温は少し涼しい程度、まあこの季節だしね。

そういうわけで親戚の家にしばらく居ました

しばらくネットが使えない?という事は無かった、それは・・・





私が遂にスマホを手に入れたので早速WiMAXを駆使しほぼ毎日ネットし放題!

来月まで無料(月々500円程度)らしいのでまだいけると思う

使うのは自分の経済状況による、多分余裕かと。

htc evo 3D ISW12HT

正直3Dは面白いと思うけど余計だったかなと感じる、まあ便利なのでいいか。

なかなか使い易い

学割が効いたので予定より半分以下の値段で買えた

壊れてからすぐに替えられて良かった

まあスマホの話はここまでしとく



上は長崎市内から撮ったもの、下は親戚の家の庭である。

なかなか新鮮な生活であった

この他にも佐賀や福岡まで行ってたりする

らーめんとかすてら美味しかった

おわり




んで、帰ったら例のWillowtipさんで頼んだTシャツと音源が届いていた。


にゅーじーらんどのブルデスバンドUlcerateのTシャツ Sサイズ(間違えた)

Alarum - Eventuality プログレデス

Baring Teeth - Atrophy インストプログレ

海外レーベルの通販はこれが初めてかと、ちゃんと届いたので安心しました。

お金がーーーーーーー







2012年3月8日木曜日

今月の買い物まとめ

とりあえず最近手に入れたものを上げてみるてすと





ねんどろいど エルキュール・バートン (konozama)

ミルキィホームズ一期OP - 正解はひとつ!じゃない!! (konozama)

Mayu Miyasaki - My Territory (本人から直接購入)

以下、Amputated Veinさんから激音系のCDです。

Augury - Concealed

Astral Aeon - Allegories of Light

Brodequin - Instruments of Torture (+2 bonus tracks) re-issue!

Fleshgod Apocalypse - Oracles

Odious Mortem - Devouring the Prophecy

Orchidectomy - A Prelate's Attrition

Second Resurrection - Transmigration of Hatred

All Shall Perish - Hate . Malice . Revenge

Disentomb - Sunken Chambers of Nephilim

この二枚はキャンペーン中のプレゼントとして貰いました!

Tシャツ等

Amputated Vein Records - 10th Anniversary T-Shirt S

Logo入の缶バッジ


Toshihiro Egawa氏のブランド、Ruthless Massacre発売のT-shirt M。

http://toshihiroegawa.com/html_j/shop.html ここにて購入、生地はとても品質が良いです。(ステマるw

Defeated Sanity - Chapters of Repugnance T-shirt M



友達から貰ったベトナムのアカいT-shirt() M、これがなんと500円!安っw


音源の他にも色々買っちゃってます

本とか本とか人形とかね

グッズとかもね

これからアンプとかその他機材とか色々購入予定





2012年3月6日火曜日

Defeated Sanity - "Chapters of Repugnance" (2010)

                                                       
                                           1.Introitus
                                           2.Consumed By Repugnance
                                           3.Carnal Deliverance
                                           4.Salacious Affinity
                                           5.Engulfed In Excruciation
                                           6.Coerced Into Idolatry
                                           8.Blissfully Exsanguinated
                                           9.Calculated Barbarity
                                          10.Lurid Assimilation

独逸の重量級極悪Brutal Death MetalバンドDefeated Sanityの3rd Albumです

ジャケ画は数多くのデスメタルレコードの美麗で生々しい絵を手がけるToshihiro Egawa(江川敏弘)氏によるもの、様々な種類の拷問が散りばめられており大きな絵ではそれがじっくりと鑑賞出来るであろう(したくはないけど)。

全体の音は正にこんな感じで、押しつぶされるようなリフと鋭くとがったベース音、ドラムは複雑なビートを刻みながら絶妙なフレーズやオカズを入れてくる。そしてボーカル(元Disgorge)は通常の人間には出せない地獄のガテラルを披露している、現在は新ボーカルが入れ替わりで加入。

不穏な始まりの1. ジリジリと迫るような感じ、リフがとにかく気持ち悪く残忍である。 やや長めの前奏

ドラムから勢い良く始まり、豪速のブラストビートとボーカルが交わる。 ギターは何を刻んでいるのかが不明瞭だがとにかく複雑に攻めている様子。 ベースもブリブリとハッキリしており低音重視といった感じ

二曲目の後半で展開されるJazz的なセッションは注目、ベースとの競り合いが緊張感を出している。

五曲目は強烈なgravity blastで始まり、A.J マッガーナの咆哮が炸裂。 最後のbreakdownは極悪!

十曲目は禍々しいリフが支配する、無限なる終わりなき拷問の音が迫る。


Chapters...という題もあってそれぞれの曲が四篇の拷問組曲となっている、歌詞に興味があるなら意味を考えながら読むのもアリ。 かなり過酷ですw


ちなみにこのバンドの故ギタリストWolgang Teske(作曲に関わっていた)はドラマーのLille Gruberの実父であり、親子二代でDeath Metalバンドをやっていたという衝撃。 そして彼等は元々Jazzの素養がありサイドプロジェクトもJazz系のものであった。 2ndのドラムはそれ故にJazzらしいフィーリングが聴けると感じた。 このアルバムでもその軽快さと器用さを披露しまくっている


この3rdは今どの通販でもまだ取り扱っているので気になったら買うのをオススメする!(1stや2ndはAVR又はバンドその他レーベル直販以外では入手難っす)

2012年3月5日月曜日

Second Resurrection "S/T" (2012)


1.Close x Distant Murder
2. Transmigration of Hatred
3.Spellbind
4.Peakaction*

*bonus曲

福島は郡山のDeath Metal/Grindバンド・Second Resurrectionのdebut demo(CD-R)

リフがとにかく荒々しくてかっこいい、同郷のMedic Vomiting PusもそうですがかなりBrutalな音作りだと感じた。

一曲ずつが短いのでスッキリと聴けます、breakdown部分が良い。 スネアの音も抜けがあってカンカンと勢いがありいい感じです。


facebookはこちら

只今Amputated Vein Recordsさんで販売されています、残り少ないので買うのをお薦めしますっ。







2012年2月22日水曜日

Russian Goregrind [Aposepsy - Aposepsy]

おそロシア産のゴアグラインドバンドを紹介します

"Aposepsy - S/T" Amputated Vein Records (2011)


1.Pathopsychology (The Chronicle Of Pathomedicine)
                               2.Morgue-Anatomical Theatre / Dismemberment Of Mortinatus
                               3.Aposepsy
                               4.Malignant Tumor Ablation / Dirty Blood Scalpel...
                               5.Decompression Craniotrypesis
                               6.Autopsy
                               7.Septicopyemia / Phagedenic Abscess
                               8.Cranioclast
                               9.Putrefaction
                               10.Department Of Morbid Anatomy / Forensic Examination
                               11.Lancing Of Carbuncle, Surgical D-Bridement
                               12.Necrocausty-The Smell Of Singed Flesh、The Smoke Of Burned Down   Cartilage
                               13.Cadaver Anatomy / Extraction Of Viscera
                               14.Trepanation Of Medullary Canal、The Resection Of Cranial Bones
                               15.Bacteriological Decomposed Mutilated Dead Body Dissection
                               16.Rigor Mortis
                               17.Abortion-Interrupted Pregnancy
                               18.Acroteriasm-Amputation Of Smashed Limbs

久々のゴアグラだけど


曲名なげえ! しかも医学用語ばかりでゴアゴアしてますっ ついでに言うとブックレットではロシア語で考えないと読めないみたいですw

全体的に音質はゴアにしてはかなり良いです、各楽器隊の音がハッキリとしておりなおかつゴリゴリとした質感。

再生したら一気に駆け抜けて止まらない、すごくgrindしてるよ!


goregrindならではのベースがガリガリいっており重低音もしっかりとしている


あの寒い地では他にもbrutal death metalやらgrind系のバンドが多いんですがその中でもこいつらは技巧的で安定していると感じる

バッキバキでゴアゴア


AVRと契約して1stを出したのを前に買いました、なかなか良いのだこれが。


                                                            Morgue

2012年2月21日火曜日

"Meshuggah - I"

I


i, eye, aj...


超重低音激烈実験的金属集団Meshuggahが今年の三月くらいに新作 “Koloss(Colossal、巨大なの独語読み)”を出すという事で、彼らが八弦ギターを使う前の頃のEPを紹介するっ(今更っ)。

これ一曲だけなんですが、なんと二十一分です!

二十一分ずっとギターやドラムがガチャガチャゴリゴリいったり突然落ち着いたりスラッシュになったりと一曲でかなり忙しい事をしています。

なおこのEPでは全編Tomas Haakeは生で叩かずに、Drum Kit From Hellというドラムマシンソフトを用いて作曲している(Catch 33でも同じく)。 なのでかなり実験的な作風となっている

始まりから七弦のジャリジャリとした質感の音と機械太鼓のドコドコで攻める、02:00辺りからメタル界屈指の声を持つ男Jens Kidmanのドスの効いた叫びと唄が来る。 その後は三拍子だったり四拍子だったり色々変則的なリズムで攻めながら進行していく。

05:00~ミニマル的なリフとドラムの進行そして05:48からFredrik Thordendalによる超速変態タッピングが炸裂!

07:00~またもや同音のリフで攻めるが不思議な事に飽きずに聴ける、そして07:55から急に落ち着き始めて不協和音をギターがポロンポロロンと奏でる。 しかしすぐにバスドラとギターのユニゾンアタックが聴くものに余裕を与えない

12:50~またもや不協和音な逆撫でる中近東風のギター、Meshuggahを特徴づけているものの一つである。

14:10~ギターのエコー、そして退廃的な気だるいリフが重々しい・・・。 繰り返しは中毒性を高める

ココらへんは2ndのDestroy Erase Improveの後半部分を少し受け継いでいるかな、まあこの様な展開は後の作品でもかなり出てきます。

17:20~次作にあたるNothingのRational Gazeを彷彿とさせるリフとドラムが登場

この後はひたすらブレイクを挟みながらの落としが落としが重い重い

最後はギターのキーーーンとした感じで終わる、突然終わります!



とりあえずこの様な音が詰まっている感じ、一言じゃ説明出来んのだー。


前々から買おうと思っており一々買いそびれてしまったのだが、御茶ノ水の某レコード屋でようやく入手! ほとんど諦めていたんだな


Kolossは新曲がもう聴けるけど相変わらずの変態ぶりです、Tomasさんの生ドラムが聴けるのは良い事だ。


前半だけの動画とか



もう今は手に入るのが困難かもしれないけど是非手に取って聴いて欲しい限りである




2012年2月20日月曜日

Deftones!

最近の出来事の中でこれはかなり良い知らせなんですが


それは・・・



数年前の交通事故以来昏睡状態で入院していたDeftonesのBassist "Chi Cheng"に目覚める兆しが見えてきたということ


http://oneloveforchi.com/2012/02/

まだ回復の段階だけどこれから少しずつ良くなるようだ


奇跡としか言いようがない


というわけで彼の復活を記念してDeftonesの記念すべき1st Albumを紹介する


Deftones - "Adrenaline" (1995) Maverick Records



1. Bored
2. Minus Blindfold
3. One Weak
4. Nosebleed
5. Lifter
6. Root
7. 7 Words
8. Birthmark
9. Engine No. 9
10. Fireal
11. Fist


Deftonesは1987年に結成し活動と結構長い事やっているバンド、時期的には同じCalifornia出身のKoRnと被るが彼らより先にいわゆるNu Metal(死語)の音を確立していたと思われる。


そんな彼らの記念すべき1st、全体としては荒い演奏や音であり初期衝動と言われる要素が全て詰まっている。 一曲一曲がChinoの怒りや悲しみを吐き出した叫びで構成されていて、それに加わるStefのゴリゴリっとした重いギターにChiのカラっとしたベースそしてAbe Cunninghamのキレの良いGrooveを叩き出すドラムが上手いこと絡み合っている。


一曲目は重いリフから始まりChinoの透き通った叫びとノリの良い展開が印象に残る、代表曲である。
四曲目はポストロックやエモ風味な音、ギターが重い・・・。
七曲目はChi Chengの軽快なベースが入り、Chinoのけだるいラップと怒りを炸裂させた叫びが交互する。 なおこの時のChinoは今では見られないドレッド姿なのでやや貴重かな
九曲目は某DeathcoreバンドのSuicide Silenceもカバーした名曲、ゴリゴリなリフの嵐でChiのハードコアな叫びも効いている。 これもかなりの名曲だと思う
十一曲目は退廃的な感じで締めくくる、まるで今までの暴風雨が過ぎ去ったかの様に。


なおこれ以降の作品ではDJ(Turntable, Keyboards)のDelgadoが加入し作風を次々と変えていくことになるが、Deftones本来の感情的な音は変わらず重さと浮遊感(?)を強調させている。 


彼らの作品は全て傑作だし、駄作なんて無いと思うので是非揃えてそしてじっくりと聴いてほしい、どれも強烈で美しい音が詰まっている。


                                                            Bored


                                                                                    
                                                             7 Words

                                                                 

                                                 

2012年2月16日木曜日

Death I Am new demo! "Nanite Swarm" (2012)

Nanite Swarm(ナノの群れ、極小の集合体)


1.Nanite Swarm
                                                    2.Stone Fingers

この新二曲はこの前の企画ライヴにて楽しませてもらったが、改めてこうしてリリースされたので書きます。 かなり面白いですこれ
ジャケットのこのかわいらしい虫はSHAMANのデザイナーである417さんによるものです、色合いもなかなかで目玉のむき出し具合が最高にbrutal! トェェェイという感じ(?) ロゴのレイアウトも好きだ

んで肝心の曲


Nanite Swarmはミドルテンポのゴリゴリっとしたリフで突っ走ったあとに高速タッピングでメロディを奏でながら混沌としたリズムに耳が惹かれる、最近のDecapitatedやMeshuggahに通じるものがあるような音の感じがあります。 しかしこれはDeath I Am以外の何者でもない音の展開が繰り広げられているっ なかなかのkiller songだと思う

Stone Fingersは疾走と変拍子を織り交ぜて突っ込みます、Jacobの声は凄く人間離れしていると改めて思わされる曲。 プログレ的な部分もあり上手くまとまっているという印象。


前のA Slaughter Yet to Comeというdemo(2011)も楽しめたけどこれもなかなか詰め込まれているdemoだと感じた、次の新譜では噂の八弦ギターが堪能出来るのだろうか!? 再録が期待出来るかも

ここにて上記二曲がDownloadが可能です(comment欄にmediafireがある)気になったら聴くべし!!

http://soundcloud.com/deathiam

ついにで彼等のblogもっ
http://ameblo.jp/deathiam/

SHAMANさんはこちら、デザインに興味がある人は必見!
http://shaman417.blog81.fc2.com/


Jacobまた見たいよー

2012年2月15日水曜日

British Progressive Black/Death "Akercocke"のアルバムとくしゅう(後編)

最近鼻づまりが結構ひどい ずびーズゥヴィイイイっとなる(ガテラル風)








バンドの人達も声の調子が悪いと風邪気味なんだろうなと何気に心配するのだッ








声は病的でも体が病的になってしまっては本末転倒であるw












さて前回で紹介した英国の変態紳士ブラックメタルバンドAkercockeのアルバムについて後半も書くぞ!!








そういえば彼等のHPとかマイスペとか貼ってないのでとりあえず




http://blastforsatan.proboards.com/index.cgi? (公式だと思われる交流掲示板)




http://www.myspace.com/akercocke (マイスペです、あまり使いたくないですがw)








なおこちらはかの有名なレーベルEaracheに所属しているという事で結成以前の話からバンドの理念について英語ですが事細かく書かれています。 Interview形式




http://earache.com/bands/akercocke/navigation/biography.html




上記によれば正装で活動する理由はCeltic Frostが初期にその様な出で立ちで演奏をしていたのに影響を受けたと言われています、もう一つは「メタルをやる人間が別に正装でも良いだろう、俺達はああいった典型的な格好でやりたいわけじゃないんだ。 偏見を無くしていきたい」という事です。




まあ今となればFleshgod Apocalypseも正装で暴れていますがね、ただAkercockeは毎回違う服装なのでわりとおしゃれ嗜好なようです。




Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone (2004) Earache Records


   
                                  1.Verdelet
                                  2.Seduced
                                       3.Shelter from the Sand
                                       4.Eyes of the Dawn
                                     5.Abbadonna, Dying in the Sun
                                       6.Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone
                                       7.Intractable
                                            8.Seraphs and Silence
                                            9.The Penance
                                           10.Lex Talionis


今までのエロジャケとは違いこちらは真っ黒で帽子の男が佇んでいる、英国らしくてオシャレ(?)

ここから前任ギターが抜けて赤毛モヒカンの新しいギタリスト(ex-The Berzerker等...)が加入し作風も結構変わることになる

まず一曲目は始まりが凄く印象的で疾走感もあるし古き良きデスメタルの勢いというのが感じられる、リフがなかなかかっこいい。 ボーカルの変幻自在さにも拍車をかけて歌唱までの流れがかなり自然になり、プログレさも増してきた。 今までのアルバム中では最高だと思います、名曲。

二曲目、ゴリゴリっとした引っかかりのあるリフから始まり、ドスを利かせた汚いVoが吐き出す(ゲストさんらしいです、詳しくはTed Maulと検索)。 疾走曲でありながら次々と急展開を広げて、ギターもテクニカルさを押し出してきた感じ。 ブラックなリフとボーカルが凶悪です、しかし全体の美麗さと癒しのトーンが凄く面白くなっている。ブラストビートもふんだんにぶちかましており爽快な曲

                    
三曲目は十分以上とかなり長い曲で、Akercockeを説明するには十分な要素がここに集結しているといっても過言ではないと言える展開が繰り広げられます! 最初の鐘の音のような段々迫ってくるギターの響きから、何かを召喚しそうな音のドラムと消えかかりそうな囁きそして鳥の様な叫びから一気に雪崩落ちる。 ブラストブラストブラスト・・・ ブラストなのに勢いが凄い! とそこからいきなりクリーンパートへ移り、リズムに乗りながら謳うVoも雰囲気を醸し出している。 途中で入る華麗なギターソロもなかなか上手く入れてます。新加入の人はかなりの腕前だ。 クリーンギターを何回か出し入れしながら進んでいく。 感情の起状が激しい。 そして怪しい笑い声と阿鼻叫喚が交じり合い混沌さは増していく・・・、リフの荒々しさも激しくなる。 とここから落ち着き、ベースが渋い感じの音を出しながらまた疾走していく。 キーボードのアクセントも良い 鐘の音と共に曲が終わるかと思いきや、ピアノが出てきてポップな感じが演出されていく。 ギターベースドラムと共にゆったりとした調になり、ヴォーカルもここではかなり謳っている。 しかしここからまた謎の電子音で展開され、後半からヘヴィーメタルらしい展開で終わりに向かう。 
この十分に色々詰め込んでいるにもかかわらずスッキリと聴けるのがすごいところ、とにかく終わりまで耳を離せない。

四曲目は怪しいKeyの音から始まり、ジリジリとした低音を利かせたリフから勢いを増していく。 デスメタルらしい展開
Voもひたすら獣のような篭った声を吐き出している、とにかく強烈。 2ビートとブラストを交えながら、テクニカルなギターを絡めていく。 そして、アルバム中では最速のブラストビートをここでかます。 かなり速いです タタタタタタタタタタ-っという具合
とそこからドラムが複雑なビートをかまし、Voも泣きそうな感じとドスの効いたがなりを使い分けている。 感情に任せた感じ
んで後半はひたすらツーバスとタッピングを披露して終わる、なんか不思議な曲。

五曲目の怪しいインストから十曲目までひたすらこんな感じで疾走したりひねくれたり落ち着いたと思いきや急に暴れたりという感じです

特筆すると最後のLex Talionisはスコットランド辺りの民族的なフォーク的曲、マンドリンがいい味を出している。
Voの詩人さがここで目立っている、今までの暴虐ぷりが何だったのかと思わされる一曲。 最後はジャララン!と後味が微妙に不思議に残る感じで締めくくりますw

これはこの年のというか、デス・ブラックにおける名盤に入ると思います。 最近はこればかり聴いている、なかなか中毒性高し。 これは薦めざるを得ない!

                           Verdelet

                                                                  
                                                                    Eyes of the Dawn

                                                                                      

その2につづく・・・

                          

Akercockeのアルバム 後編その2



さて大分長くなってしまったのでここでまた改めて紹介させていだだく 引き続きAkercockeです

Antichrist (2007) Earache Records


1.Black Messiah
2.Summon the Antichrist
3.Axiom
4.The Promise
5.My Apterous Angel
6.Distant Fires Reflect in the Eyes of Satan
7.Man Without Faith or Trust
8.The Dark Inside
9.Footsteps Resound in an Empty Chapel
10.Epode

彼らの5thアルバムとなる、題名はまたどこかの団体に怒られそうな感じ(実際に苦情とか物議を醸し出したらしい)。
ジャケットは抽象的な感じで久々にパイオツ出したねーちゃんが出ています、やはり彼らはこうでないと思う。 笑

まず一曲目の呪詛そのもののノイズ的なものから二曲目に続く。 サ-モンジッツアンティ- グアワバグアア 
スネアの激しい連打からブルデスが展開される、ギターやドラムの音が全体的に前回より篭っているぞ! なんかもう凄く凝縮されていてモコモコしている感じ、わざとなのかこれは。 しかしこの篭り気味なおかげか怪しさと汚さがほどよく作られている。 ブラストも速いしVoもひたすら呻いたり叫んだり、しかし途中にクリーンなギターもはさみながらMorbid AngelやImmolationの様なリフをぶちかます。 とにかくbrutalです、容赦が無い。

続いて三曲目は、この手のでは珍しいクリーンギターとブラストの組み合わせ、ついでにVoもクリーンですw 謎の疾走感
ここだけ聴くと普通のロックかジャズっぽくも聴こえます、しかしそんな悠長さもすぐにおわり禍々しいギターが支配していく・・・。 スラッシュメタルの如くリフが進行してVoもとんでもない声でグゥーグゥーと唸る唸る、そして耳をつんざくような絶叫混じりの言葉と共に強暴でノイジーなギターがかまされる。 すると一旦止まり、もう一人のリードによる美しいソロが耳を惹く、なかなか聴かせてくれます。 そこから変拍子なリフがずっと続いて低い声で囁きながらシメる

四曲目はジャーンジャーんとしたかなり重いギターから何かを召喚しそうな音のドラムや声が聴こえてくる、他の楽器も使っているのだろうか。中東系とかそのあたりだと感じる。 とにかく妖しすぎるトラック

五曲目はゆったりとした感じで始まり、エスニック風の音が入りゆっくりとした口調の語りが入りそこから一気になだれ込む。 この追い詰める感じが良い ギターもかなりテクニカル

六曲目はいかにも中近東な音で、ドンドコドンドコドコドコトと民族的な感じが本当にナニか畏敬のモノを呼び出しそうで怖ろしく思う。 なんとなく楽しそうではあるw

七曲目は速いトレモロピッキングとブラストを交えて走る走る ハーモニクスの使い方もなかなか良い 結構ゴリゴリと攻めています そしてジャララ-ンという音とVoの消えかかりそうな声が交じり合う その後すぐに爆走して、 ブラックなリフがやってくる。 waiting patiently~の部分が結構好き そこからまた感情的なリフが出される ドラムも器用ですな

八曲目はスラッシュ、デスメタル、プログレそしてテクノ風味だったりドラムンベースだったり色々ごちゃ混ぜなのだが違和感なく消化されている。 何でもこいやという感じw

九曲目は普通なブルデスという感じで終わります、本当に普通だったりするこれがw

十曲目はアコギとクリーンヴォーカルでシメられている

                                      Axiom
                                                                    
                                    
    
                                                          The Dark Inside                                         
    

あとこのアルバムなんですが、一度アイルランドのBBCニュースという番組で取り上げられたらしくしまいには向こうのキリスト教団体に抗議されて議論を展開するハメになったという話があります。

こちらが例の動画、 十分とやや長いものの英語が解る人はどんな内容なのかが伝わると思います。

                                  

こうした宗教を攻撃するような歌詞を書くバンドはDeicideやMorbid Angel、Immolation等と沢山いるわけだけど、AkercockeはとりわけSatanismを強調しておりその思想をアイルランドのライヴにて振りまいたというのが良くないと団体の人達は思ったわけだ。 思想を植え込んだかはともかくライヴに行った人間によると音楽自体は楽しめたのだから別に関係無いとのこと、彼らは楽しませてのだから良いのではという意見が見られる。 そしてAntichristとは一つの概念であり存在そのものを認知する必要が無いとかあるとか、ただ形而上的な感じというかそんなもん。 ここにおいては彼らの宗教観の違いがあるんでしょうかね、いつの時代もキリスト教は敵が多いっす。
ただ僕としてはSatanismとかは興味深い考えなのでChristianityよりは学びたいと考えている、Thelemaもそうだと思う。

ただ彼らは英国人なのでそこら辺は上手くはぐらかしてくれるだろう、ジョークの国なのだから神さえジョークだと言う。

まあそうはいっても音楽は音楽として良いものだと思うのでこのアルバムはとても良いと感じた、Old-schoolなBlack/Death/Thrashが好きな人には聴いていただきたい

あと盤によりボーナスでDeathとMorbid Angelのカバーが一曲つづ2トラック入っている、こちらは普通に忠実で正確に演奏しています。 ドラムが上手いかと


かなり長いものになってしまったがAkercockeというバンドと作品について書いた、日本であまり名が知られていないのがヤキモキしますっ。

Summon the Antichrist! \m/