2013年5月17日金曜日

Immolation - Kingdom Of Conspiracy (2013) Nuclear Blast



1. Kingdom Of Conspiracy
2. Bound To Order
3. Keep The Silence
4. God Complex
5. Echoes Of Despair
6. Indoctrinate
7. The Great Sleep
8. A Spectacle Of Lies
9. Serving Divinity
10. All That Awaits Us

アメリカはニューヨークのオールドスクールデスメタルバンド・IMMOLATIONの九枚目となるFull-length

全作の無料で配信されていたミニアルバム"Providence"から約二年経っての新譜ですが基本的な曲は相変わらずドッシリとした重い不協和音のリフに戦車の様な巧みでズッシリとしたドラム、そして闇の底から吠えるような迫力のあるボーカルは今までと変わらずIMMOLATION節をかましています。

アルバム名の一曲目から重低で不穏なリフと重いブラストビートのドラムに唸るようなボーカル、これだけでIMMOLATIONと分かる一発目、とてつもない。

二曲目はリフがとにかく不穏を貫きそれに加えてソロのメロディも強烈、凄い弾き方です。ライヴで観ると動きとかがもっと面白い(?)

三曲目の最初のズンッ ズズズンズンなリフの刻みが面白いです、遅めな曲ですが重さは申し分無いです。バスドラがえげつない。

四曲目もこれまたズッシリズッシリと進んでいきます、リフの刻みが冷酷無比。

五曲目、ブラックメタルの様なギターにグルーヴを効かせたドラムが絶妙に絡み合ってます。ハーモニクスがピーンとしていて他のバンドには無い個性があると思います。

六曲目、ここから再びブラストと高速重低音リフで始まり加速していきます、そしてまた遅くなったり速くなったりと緩急のつけ方が上手いです。

七曲目、最初のリフは完全にブラックメタルですがやはりIMMOLATIONな曲が展開されていきます。ここまで飽きずに聴けるのがまた良い。

八曲目、これも同じような感じで重く進んでいきます。

九曲目、そしてまたブラストで始まり不穏なギターワークが光る曲。耳をつんざくようなハーモニクスはこのバンドの強み。

そして最後の曲、終わりに近づくような音、突進力がとにかく半端ではない。ギターもよくわからないリフやソロをかましています。

安定のデスメタルっぷりにこれは買いでしょう、IMMOLATIONは今までと変わらずにいい意味で同じ事を続けているのが好きですね。



このバンドは昔のロゴをもうジャケに使わないだろうと思いきや裏面にはしっかりと載せています、僕としてはこちらのロゴが好きなのでもっと使ってほしいかなあと。

ジャケのArtworkは色んなデスメタルのジャケでお馴染みなPar Olofsson画伯、今回のは人間の壁という感じでこの世界に対する恨みやら色んな思惑が詰められている気がします。歌詞もそんな感じです。



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