2013年12月18日水曜日

2013年に出た個人的アルバムベスト13枚

このリスト作る為にちょい復活させてみました

良いと思った今年の音源を大雑把に挙げていきます

#1 Portal - Vexovoid

来日三日公演を果たしてくれた暗黒異形ホラー映画集団の4th、この作品から8弦魔力拡張機(ギター)を使いライヴでも気味の悪い指の動きと共に闇が蠢くような音の塊と邪気をひたすら発していました。三曲目の「Curtain」はPVにもなり話題に、どこまでも本格的な集団。



#2 Coffins - The Fleshland

日本のバンドでは海外でかなり高評価のDoom Death Metal、この作品からRelapse Recordsと契約し更に活動に勢いが増す。全体的にノリやすい曲が多くDeath Metal以外が好きな人にもオススメ出来る、そして独特のドロドロさは相変わらず。ライヴもかっこいい。



#3 Grave Miasma - Odori Sepulcrorum

Portalと同じくProfound Lore Recordsに所属する英国の暗黒Death Metal、ドロっとした暗い深い沼の様な曲調。走る部分はあるものの遅くて重い音楽です、なかなかハマる作品です。



#4 Witchgrave - Witchgrave

正直このアルバムというかバンドが一番ベストだと言わざるをえない程ドハマリした1st、Enforcerを出したスウェーデンからとんでもないHeavy Metalが現れたと思いましたね。VenomやMotorheadを意識した音にCeltic Frostの様な汚いボーカルが絶妙に絡む。清々しいカッコよさ。



#5 Defeated Sanity - Passages Into Deformity

遂に来日を果たしたドイツの極悪Brutal Death Metalの4th、前作とはボーカルが代わり音もハッキリとそしてドラムもかなりファンキーになった不思議な作品。Slammingな部分は変わらずですが突進する部分も所どころありリフもウネりを効かせているのでノリやすが特徴なバンドですね。ベースが目立ちまくり。



#6 Wormed - Exodromos

Brutal Death Metalでも特に奇怪な宇宙系バンド、ボーカルの吸引とゲロゲロなガテラルは耳に残る程の印象。ドラマーは同郷スペインのAvulsedの人になりジャズっぽさも増し更にワケがわからなく・・・。前作「Planisphærium」に比べるとリフのキャッチーさがあり変態分も多めなので聴きやすいと思います。



#7 Year of No Light - Tocsin

Debemur Mortiと契約し今それなりに人気と話題があるフランスの雰囲気系Doom Sludgeの最新作。ダブルドラマーにダブルキーボード、トリプルギターというマシマシな構成だがとにかく音が完成されていて一聴するだけでこのバンドの魅力がすぐに解ると思います。この音像はとても素晴らしい。



#8 Disgunder - Ripping To The Grind

東京を中心に活動するThrashing Crust Grinderの1st、324やCoaltart of the Deepers、Go-Zenのメンバーとアングラでいうと豪華な顔ぶれによる気持ちのいいcrust。メタリックなギターとパンキッシュなノリに爽快なビートがなかなか良いです。



#9 Satanic Malfunctions - Them

イギリスのHardcore Punkの3rd、前作は未聴なのですがベテランのバンドみたいで懐かしい音の連続です。これほどわかりやすいPunkをこの年で出せるのは凄いと思います、ライヴもエネルギーが感じられて良いです。



#10 Melt-Banana- Fetch

日本のNoisecoreの九枚目、九月にはMortalizedと元Discordance AxisやPhobia, P.L.Fのメンバーが居るGrindcoreのGridlinkと共にライヴをしたのも印象的。Yako氏のポップかつパンクな歌い上げとAgata氏の暴風雨な美しいノイズでハードコアなギターの音像がとても合っている。現在このバンドはボーカルとギターだけの編成であり自分としてはベースとドラマーが居る時に観たかった押しさもあるが九月のライヴでは打ち込みとはいえMelt-Bananaの存在感は凄いと思いました。


#11 Ulcerate - Vermis

DiocletianやVassaforを生み出しているニュージーランドのSludge Death Metal、今作はややBrutal Death Metal寄りで前作「The Destroyers of All」みたいな長編曲は少なくやや聴きやすさを強調した感じ。GorgutsやDeathspell Omegaの後期作品で聴けるような不協和音を多様したリフと全体的に遅く重いのに関わらず暴走しまくるドラムに、怨念を吐き出すような怒り系ボーカルが組み合わさり暴力性が高まっている。




#12 Nine Inch Nails - Hesitation Marks

映画のサントラやら結婚やらでイケイケしてるTrent Reznorさんの復活した伝説的Industrial、そして今作はNINらしさをこれっぽっちも失っていない魅力が沢山あると感じました。ダークなelectroにFragileの様なロックさとWith Teethを彷彿とさせる曲もいくつか。暗黒王Trent Reznorはまだまだ現役と思わせる傑作



#13 KoRn - Paradigm Shift

意外にも良かったKoRnの新作、キリストと化したHEADが戻ってきてどうなるやらと不安でしたが期待を覆す完成度。初期のヘヴィーな曲調に前作でやったdub-step系も僅かに取り入れながらもこれぞKoRnの音という感じ。



後半はあんまりメタルっぽくない感じになりましたが自分的にはメタル以外にも魅力的な作品は結構見つけられたので(Death Gripsの新作とか)こういうリストが出来上がりました。

2013年ではないけれどFukpigの「3」とかTeitanbloodのEPもベストに挙げたいところ。

そして良い暗黒なお年を。

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